動物の絵を描くのが苦手だった動物画家の話

動物の絵を描くのが苦手だった動物画家の話

カクレクマノミの絵アフリカゾウの絵スポンジでとんとんうまれた、ケープシロカツオドリ

2018年現在の僕がスポンジで描く動物達です。

時は戻って、2010年。

それは、僕が「絵を描くぞ!!」と意志を固めた年。

その頃の僕は、子どもの頃に絵を描くのが好きだった程度で、学生時代に美術部だったこともなかった人間でした。

 

 

小学6年生の頃の絵

これが小学6年生に描いた僕の絵です。

当時流行っていたデジモンのバケモンというキャラですが、今でも親に言われます。

「こんな絵を描いてたあの頃と比べると嘘のようだ」って

「だって、これ小学6年生の描いた絵やねんで、小学1年生ならわかるけどwww」くらいにまで言われたこともあるくらいです。

 

でも、仕方ないですよね。

自分でもこれで「画家になる!!」は無いわぁ~・・・って感じです。

 

2010年の僕の絵も酷いもんで、実家の引越しの際に、ほぼすべて捨ててしまったのですが、調理師学校に通っていた頃に描いた絵が残っていました。

調理師学校時代の絵

ん~・・・無理して調理師になったほうがいいんじゃない?

調理師学校の先生にも言われました。「こんなんで絵を描く仕事をするなんて無謀!!やめなさい!!」くらいな感じで。

 

でも、仕方ないですよね。

自分でも無いわぁ~・・・と思います。

だがしかし!僕はもう調理師にはなりたくなかったんです。どうしても他の道に進まなければいけなかったんです。調理師にならないために。

関連記事:調理師の夢から逃げて画家を目指すようになった話は、こちらから読むことができます。

 

苦手と言うか、ただの下手

こんな絵なんだから、動物の絵を描くのが苦手とか言う以前の問題だったんです。

それに絵の描き始めの頃ってモチーフの対象が人間ばっかりになっていて、動物はその次みたいな感覚があって、より動物を描くことを遠ざけていました。

 

肝心の描きあがる絵は、上手くない。

しかも良い下手さでもない。

個性も無い。

しかも最初は漫画やアニメの絵のイラストレーターやキャラクターデザインがしたかったんだから。もう救えない。

 

それでも、絵を描くことが楽しいと思えていたから、上手くなりたい一心で独学で絵を描きながら、バイトをしてお金をためて、絵の専門学校に通うことにしました。

専門学校に通っている間も、動物の絵を描くことの苦手意識は拭うことができず、当時の学友達としていた交換絵日記にもバッチリ「動物を描くのが苦手」と書いてあったほどでした。

ですが、この専門学校で出会った先生が、僕に絵の世界の広さを教えてくれた。

漫画やアニメしか絵の世界が無いと思っていた僕は、絵本やデザイン・広告・雑誌・挿絵・・・色んな媒体の様々な表現方法を知ったんです。

 

専門学校に通い始めて、僕はそこまで漫画やアニメが好きではないことに気づいて、他の表現方法を探していました。

抽象やリアル・デザインやテキスタイル・色鉛筆やアクリル絵の具・・・手当たり次第に手を出して、ある時にスポンジと出会ったんです。

関連記事:調理師から絵描きになって、スポンジと出会うまでの話は、こちらから読むことができます。

 

スポンジとの出会いは、ビッグバンだった

そしたら急に動物が描きたくなったんです。

スポンジと出会うまでは、動物の絵を描くことに苦手意識を持っていた僕が、急に動物の絵を描きたくなったんです。

 

あの時の感覚は、自分でも言葉にできないもので、なんだろう・・・こう導かれるような・・・いやむしろ、最初から近くにあったものに気づいたような妙な感覚なんだけど、心地良い感覚。ようやく出会うべきものに出会えたような・・・なんともいえない感覚だったことだけ覚えています。

 

動物を描くことが苦手だった、そもそも動物を描こうとも考えていなかった僕ですが、スポンジと出会った瞬間にそれは変わりました。

自分の中でしっくり来る物と出会う。

たったこれだけで何もかもが変わってしまう。

 

スポンジ

スポンジとの出会いは、僕にとってはビッグバンに等しい始まりだったんです。