スポンジで描かれる動物の絵~制作風景公開中!~

スポンジで描かれる動物の絵~制作風景公開中!~

スポンジで描かれる動物の絵~アカウミガメ編~

全2回に分けてご紹介するこの記事も、今回がラストの2回目です。


前回までの制作風景の様子はこちら↓↓↓

【前回までの制作風景】

スポンジで描かれる動物の絵の制作風景を始めから見るなら、こちらをクリック↑↑↑


スポンジで描かれるアカウミガメの赤ちゃん

前回は、背景をスポンジで描きました。

今回は、メインとなるアカウミガメの赤ちゃんを描いていきます。

アカウミガメの赤ちゃんをスポンジで描いていきます

砂浜をスポンジで描く時は、ウミガメの赤ちゃんにマスキングシートを貼り、保護しましたが、

アカウミガメの赤ちゃんを、スポンジで描く時は、逆に砂浜の方にマスキングシートを貼ります。

アカウミガメの赤ちゃんが、海を目指して砂浜を歩く姿を思い浮かべながら、色を重ねていきます。


身体と甲羅は別々にスポンジで描きます

身体と甲羅は別々に塗っていきます

身体と甲羅は質感が異なり、空間の位置関係も異なるので、別々にスポンジで描きます。

逆に身体と甲羅もまとめて、スポンジで描いて、細かい部分を筆で描く方法もありますが、

スポンジでとんとんされてうまれた動物達なので、極力絵筆の使用は避けたいところなんです。

(なんだかんだ細かい部分は絵筆に頼っています。)


甲羅をスポンジでとんとん色を塗る

甲羅と身体の質感の違いをイメージして・・・

身体の色が塗る事が出来たら、今後は甲羅をスポンジでとんとんと描きます。

身体と甲羅では実際の質感が違うので、甲羅は気持ち滑らかなイメージを持って、スポンジでとんとんします。

後は、表現が気に入るまで、ひたすらスポンジをとんとんします。


スポンジで描かれる動物の絵の苦悩

拡大画像

作業を進めれば進めるほど、自分でも今どんな風になっているのか、わからなくなるのが、スポンジで描かれる動物達の絵の苦悩ポイントです。

上の画像を見ると、甲羅を塗る前に塗った身体の部分が、どうなっているのかわからなくなっています。

なので、身体と甲羅とのバランスが取りづらくなってしまうんです。

ここは、もう慣れです。

後は、身体の塗った部分がどんな感じだったか忘れないようにして、甲羅との質感の違いを出していく事を心がける・・・気合です。


目を描けば命が宿る

目を強調します

身体も甲羅もスポンジで描き終えたら、最終仕上げの段階です。

ここが一番大切と言っても過言ではない、目の作業!!

目の良し悪しで、絵の良し悪しが決まる!!それほどに大切な作業です。

アカウミガメの赤ちゃんは、砂の中で孵化して、地上に出てくるので、砂が身体に付いてしまう・・・

なので、目の部分にも砂を表現する事で、より絵に説得力を加え、さらには目を強調する役割も果たしてもらおうと言う・・・まさに一石二鳥!!

大体、塗り終えたらマスキングシートを剥がします

こんな感じで、それぞれの赤ちゃんの目に砂をまぶしました。


スポンジで描かれる動物の絵の快感ポイント

シートを剥がした直後

アカウミガメの赤ちゃんに色が塗る事が出来たら、マスキングシートを剥がします。

余分な絵の具が一気に無くなって、アカウミガメの赤ちゃんがハッキリと現れました!!

この作業工程は、何回動物の絵を描いていても、快感です。とてもスッキリするんです。

アカウミガメの赤ちゃん拡大画像

まだ完成じゃないよ。


動物の絵の表現力を上げる最終工程

影をつけて立体感を出し、目を貼れば完成です

マスキングシートを全て剥がしたら、絵の具が意図せずはみ出してしまった部分を修正します。

それに加えて、今回は海を目指して砂浜を歩くアカウミガメの赤ちゃんと言うテーマだったので、

アカウミガメの赤ちゃんが砂浜の上にいる様に、影も表現します。

さらに、目を貼って、より目に愛らしさが宿る様に、細かい部分で立体感を出していきます。

この作業は、スポンジでは難しいので、絵筆をメインに使います。

アカウミガメの赤ちゃん完成拡大画像

目を描くと、一気に生命が宿る感じがします!!

スポンジで描かれる動物の絵~アカウミガメ完成~

スポンジで描かれる動物の絵~アカウミガメ編~

これにて完成です。


アカウミガメの絵に込めた思い

アカウミガメの赤ちゃんは、親ウミガメが砂の中に卵を産み、そして砂の中で孵化し、地上に出てきます。

アカウミガメの赤ちゃんは、誰に教わったわけでもないのに、生まれてすぐに海を目指し、砂浜を歩いていきます。

アカウミガメの赤ちゃんの孵化を誰もが歓迎しています。

そうして、赤ちゃんは一匹、また一匹と姿を消していきます。

何匹の赤ちゃんが、無事に海へ辿り着けるんだろうか?

海に辿り着いても、そこに安心があるわけではない。

そこからが本番なのだ。

生まれたからと、誰も守ってくれないアカウミガメの赤ちゃんの運命。

とても険しく、とても厳しく、とても恐ろしい苦難の数々。

それでも生きる喜びがあるかの様に、アカウミガメの赤ちゃんは海を目指す。

その中の一匹が大人になり、親になった時、アカウミガメは地上を目指す。

そうして、命のバトンをまた繋いでいく。

アカウミガメの赤ちゃんは死んでいく、一匹また一匹と消えていく。

それでも海を目指すアカウミガメの赤ちゃんに、明るい未来がある事を願い、僕はアカウミガメの赤ちゃんを描いた。