スポンジ画家としての限界。

スポンジ画家としての限界。

もう限界!!

今まで培ってきた技術に、限界を感じ始めてしまった。

それはもう地獄にいるような気持ち。

 

ずっと目を背けてきた。

けど、それを気づかせたのは、皮肉にも絵を描く行為そのものだった。

 

毎日、絵を描いて気づいてしまった。

今までも、毎日絵を描いてきました。

それを8年間。

ずっとずっと、動物の絵を描いてきました。

 

動物達へ思う事があって、自分の生き方を変えたりしたけれど、

それでも絵の方向性は変わっていなかった。

 

ずっと前から気づいていたのかもしれない・・・

スポンジとんとんの技法は、自分の中で限界だと。

 

でも、認めたくなかった。

だって、今までずっとそれでやってきたんです。

認められるわけがないじゃないですか。

 

でも、認めてしまった。

最近、ずっとモヤモヤしていました。

スポンジとんとんで、動物を描いても、自分の中で仕上がりに驚きが無かった。

 

一言で言うなら、つまらない。

動物への敬意を十二分に込めても、絵として上がったものに、今も昔もそこまで差がないことに気づいてしまったんです。

 

成長が見込めない・・・

これ以上、スポンジで絵を描いても自分は成長出来ないだろう。

昨日、それを実感しました。

誰の評価でもなく、8年間スポンジとんとんをしてきて、スポンジとんとんで出来ることが限界に来てしまったんです。

 

認めるのは怖かった。

だって、「TONTON ANIMALS」なんて名前までつけた僕の世界だったんだから・・・

スポンジを手放したら、もう「TONTON ANIMALS」じゃなくなってしまう・・・

そう思って、ずっと認められずにいました。

 

だけど、もう認めます。

スポンジとんとんは、もう限界です。

 

でも、これは悲しいお話ではありません。

「TONTON ANIMALS」を描いてきた8年間があるからこそ、僕は次の表現を目指すことが出来るんです。

 

「TONTON ANIMALS」を描いてきた8年間。

動物との共生・自然への配慮・自分の生き方・動物への思い・・・

動物に対して色んなことを考えてきました。

 

その考え自体を、今度は表現したいと思っているんです。

動物はこれからも描いていきます。

動物を描くことは、僕の生きる意味だから。

 

動物を描くこと自体が限界というわけではないんです。

そして、今後も生まれてくる動物達は「TONTON ANIMALS」なんです。

「TONTON ANIMALS」を描いてきた8年間があったから生まれるこれからの表現。

 

毎日、絵を描いてきて、スポンジとんとんに固執していました。

どんなに心を改めても、絵としての完成度が変わらない現実を感じながらも、ずっと見ないようにしてきた。

だけど、それももう終わりです。

 

動物を思う世界。

僕が目指すその世界の為に、僕はスポンジとんとんとは、別の表現を見つけようと思います。

 

これはさよならなんかじゃない。

また会おうでもない。

これからも共に歩んでいく、新しい旅立ち・・・と僕は思っています。