動物好きじゃなかった動物画家の話!?

動物好きじゃなかった動物画家の話!?

動物を語る友達がいない

僕は2010年~2018年までの8年間、動物を描いてきました。

アフリカゾウの絵

イベントにたくさん出展はしたけれど、誰かと仲良くなることがほとんどなかったんです。

動物を描いているのだから、もっと動物好きと繋がってもいいと思っていたのに、なぜか仲が良い人が出来ませんでした。

逆に、動物にほとんど興味ない人が、僕の絵を見て気に入ってくれて、仲良くなれた方が多いくらいです。

 

動物が好きなのか?

動物を描いて8年目。

今更ながら、僕は本当に動物が好きなのかを考えてみようと思いました。

先日も「いきもにあ」という生き物好きが集まるイベントに出展したんですが、そこでも誰とも仲良くなれなかったんです。

しかも誰とも生き物について語らなかった。

生き物好きが集まるイベントなのに!!

 

動物が好きですか?

僕は動物を尊敬しています。

これって、好きと同じベクトルの感情だと思っていたけれど、なんだか違うみたい。

僕には、生き物グッズを身に着ける趣味はありません。

生き物と暮らしたいとも思って無かった。

ただ、見ているだけで良いんです。

 

動物への尊敬はどこからやってくるのか?

動物好きじゃなく、動物への尊敬の感情はどこからやってくるのでしょうか?

この答えは簡単でした。

だって、自分が初めて動物を描いた時に言ってたんです。

「動物の姿形が美しくて・・・」って。

あぁ・・・そうか、僕は「美しい物が好き>動物」だったんだと気づいたんです。

 

動物の姿がなぜ美しいのか

自然環境を生き抜く動物達。

しかも自分の身1つで。

そのたくましさが美しくないわけないですよね。

つまり・・・僕は美しさに強さを感じていたわけで、

そこに動物達への尊敬が生まれたんです。

 

何の為に、動物を描いているのか?

動物への尊敬の気持ちで、動物を描いていることが自分の中でハッキリして、僕は動物を描いている意味を見つけた気がします。

キーワードは「強さ」だったんです。

 

だから美しい動物に惹かれた

たくましく生きる動物達。その強さが綺麗だったんです。

その美しさが、僕の原っぱで遊んだ自然体験を呼び起こし、僕に動物を描かせたんだと思ったんです。

 

強さのある美しさを求めて

ただ綺麗なだけじゃなく、そこに強さのある存在。

それが動物達でした。

それを自分の手で表現する事で、動物達の強さを自分の中にも宿したいと思ったんです。

 

動物について悩んでいたのも

動物達の強さを表現するには、自分も自然の中に身を置かないといけないと思い、野菜作りも始めたんです。

ただ綺麗な表現だけでは、動物達を表現出来ないと思ったから・・・だからすこしでも自然の中で・・・と思って、野菜作り。

動物を守りたい意思はある

今まで動物達に思ってきた感情に偽りはありません。

でも、僕が動物を描いてきた理由は、動物を守る・動物が好き・・・よりも、「動物が強いから」だったんです。

 

いくら強い動物達でも、強さを発揮する環境が無ければ、それはもう動物ではありません。

だから、環境を守りたかった。

 

ボクサーはリングにいてこそ、その強さを賞賛される。

リングが無ければ、ボクサーはボクサーとして存在できないんです。

 

動物にとってのリングは環境。

だから環境を守りたかったんです。

 

動物達のいる景色は綺麗

環境を生き抜く動物達。

そんな動物達のいる景色は、とても綺麗だと僕は感じています。

だからそんな表現をしたかった。

 

そしてあなたに知って欲しいと思いました。

この地球には、こんなにも強くて綺麗な世界があるんだよって。

 

凄くスッキリした

動物を描いて、何かずっとモヤモヤしていたんです。

でも自分が「強さのある美しさ」を追求しようとしていたことに気づいて、凄くスッキリしました。

動物を守ろうと思っていたときは、僕が死ぬべきだ・・・と思っていました。

だけど、動物のいる景色の美しさを知ってもらおうと思った瞬間、もっと人と関わりたいと思ったんです。

 

日々の家事や仕事に追われて、ちょっと一息つきたいとき、

動物達のいる景色が、その手助けになれるよう・・・そんな活動をしていきたいと思えるようになりました。

 

(2018.12.10.おざきしょうた)