この記事は、鳥類の分類についてまとめています。
この記事を見れば、鳥類にはどんな鳥がいるのか?
鳥類について、少し詳しくなれると思います。
動物の絵を描いていたら、バードウォッチングにハマってしまったバードウォッチング歴10年のおざぽんと言います。
少し前に、念願のサンコウチョウが見られて感動しました‼?
世界中の鳥達を見てみたい絵を描くバードウォッチャーです。
よろしくお願いいたします!
鳥類には、どんな種類の鳥がいるの?
現在の鳥類には一体どれだけの種がいるのでしょうか?
現在の鳥類は、約8,600?10,000種いると言われています。
そこから特徴などで、大きく分けられて40目のグループに分類されています。
この記事では、その40目のグループを紹介して、鳥類には一体どんな鳥がいるのか?
40目のグループに分けられている鳥類について知っていこうと思います。
鳥類の分類40目
鳥類の大きなグループは以下の40目となっています。
目って何かというと…
人はサルの仲間って言われますよね?
このサルの仲間っていうのが、「目」という分類…だとボクは思っています。
実際に、人間はサル目ヒト科の動物です。
それでは、鳥の分類を見ていきましょう!
- シギダチョウ目
- ダチョウ目
- レア目
- ヒクイドリ目
- キーウィ目
- キジ目
- カモ目
- ネッタイチョウ目
- サケイ目
- クイナモドキ目
- ハト目
- ジャノメドリ目
- ツメバケイ目
- ノガン目
- カッコウ目
- ツル目
- エボシドリ目
- チドリ目
- カイツブリ目
- フラミンゴ目
- ヨタカ目
- アマツバメ目
- アビ目
- ペンギン目
- ミズナギドリ目
- コウノトリ目
- ペリカン目
- カツオドリ目
- ノガンモドキ目
- タカ目
- フクロウ目
- ネズミドリ目
- オオブッポウソウ目
- キヌバネドリ目
- サイチョウ目
- キツツキ目
- ブッポウソウ目
- ハヤブサ目
- インコ目
- スズメ目
シギダチョウ目
シギダチョウ目はこんな鳥
- シギダチョウ目にはシギダチョウ科のみが含まれる
- 中央および南アメリカ産の地上で生活する鳥
- 走って逃げるけど、心臓と肺が比較的小さい為、すぐに疲れてしまうらしい
- ダチョウよりは翼が発達していて、短距離だけど飛ぶ事ができる
- ダチョウと比べて、かなり小さい(30?40cmくらいの鳥)
ダチョウ目
ダチョウ目はこんな鳥
- 世界最大の鳥「ダチョウ」がいるグループ
- アフリカの乾燥して開けた地域に生息している
- 指の数が2本しかない
- 飛べない鳥
レア目
レア目ってこんな鳥
- 南アメリカに生息する鳥
- ダチョウに似ているけど、ダチョウよりムキムキではない
- レアの足の指の数は3本
- 飛べない鳥
ヒクイドリ目
ヒクイドリ目はこんな鳥
- ヒクイドリ目には、ヒクイドリとエミューが含まれる
- オーストラリアに生息する
- 飛べない鳥
キーウィ目
キーウィ目はこんな鳥
- ニュージーランドの飛べない鳥
- ニュージーランドの国鳥
キジ目
キジ目ってこんな鳥
- 主に地上生活をしている
- オスは綺麗な羽毛をまとっている事が多い
- ニワトリもキジ目の鳥
カモ目
カモ目ってこんな鳥
- ハクチョウ・カモ・ガンが含まれるグループ
- 足に水かきがあって、水面を泳ぐのに適応している
- 渡りをする種が多いグループ
ネッタイチョウ目
ネッタイチョウ目ってこんな鳥
- かつてはペリカン目に分類されていた
- 熱帯の海洋に生息している
- 繁殖期以外は、陸に上がることのないグループ
サケイ目
サケイ目ってこんな鳥
- 砂色の羽でカムフラージュされていて、砂漠で暮らしている
- 社会的な鳥で、よく群れる
- 飛ぶのが上手
クイナモドキ目
クイナモドキ目ってこんな鳥
- マダガスカルにしかいない鳥
- 元々はツル目に分類されていた
ハト目
ハト目ってこんな鳥
- 繁殖力の高いグループ
- 極寒の地を除いたほとんど世界中に分布している
- インコ目の次に大きなグループ
- ピジョンミルクで子育てする(哺乳類の母乳のようなもの)
ジャノメドリ目
ジャノメドリ目ってこんな鳥
- 昔はツル目に分類されていたグループ
- ジャノメドリとカグーの2種類の鳥だけを含むグループ
- カグーはニューカレドニアだけに暮らす鳥
ツメバケイ目
ツメバケイ目ってこんな鳥
- 南アメリカに生息するグループ
- ツメバケイ1種だけを含むグループ
- 葉っぱを食べる
- 2004年のDNA分析によると、ネッタイチョウ科・フラミンゴ科・カイツブリ科に近いという研究結果もある
- かつてはカッコウ目に含まれていた
ノガン目
ノガン目ってこんな鳥
- 元々はツル目に分類されていた
- アフリカ大陸、ユーラシア大陸、オーストラリア、パプアニューギニアに暮らす
- 地上性の鳥
カッコウ目
カッコウ目ってこんな鳥
- 他の鳥の巣に卵を産む(托卵)(※全ての種が托卵をするわけではない)
- 足の指が前後に2本ずつある
ツル目
ツル目ってこんな鳥
- ほとんどの種が足が長く、クチバシも長い
- 地上生活に適している種が多い
- 華麗に踊るつるから忍び歩くクイナまで、様々な種類の鳥で構成されている
エボシドリ目
エボシドリ目ってこんな鳥
- アフリカの固有の鳥
- 元々はカッコウ目に含まれていた
- 頭の上に目立つ羽がある(冠羽)
- 樹上生活をする鳥
チドリ目
チドリ目ってこんな鳥
- ほとんどが海岸部にいる鳥
- 形態や習性は様々
- 長い足や細い嘴を持っている種が多く、泥や水の中で餌を探すのに適応しているものが多い
- 河口や海岸に棲む鳥と、外洋性が高くほとんどを海で暮らす鳥に分かれる(カモメ、アジサシ、ウミスズメ)
カイツブリ目
カイツブリ目ってこんな鳥
- 池や湖に暮らす鳥
- ゆっくりと泳いで、足で水を蹴って潜水するのが特徴
- 翼は小さく、積極的に飛ばない種が多いが、北方に分布する種は渡りを行う
- 複雑な求愛の儀式を行うものもいる
フラミンゴ目
フラミンゴ目ってこんな鳥
- 礁湖(サンゴ礁の地形の一つ)やアルカリ性の湖で生活する
- 大規模な群れを作るグループ
- 特徴的なクチバシを持っている
ヨタカ目
ヨタカ目ってこんな鳥
- 夜行性しかいないグループ
- クチバシが凄く大きく開く
- 全ての大陸に分布している
アマツバメ目
アマツバメ目ってこんな鳥
- 鳥の中で最高スピードを誇るグループ
- 足がすごく小さくて、木にとまるぐらいしかできない
- アマツバメはほとんど世界中に分布し、ハチドリは南北アメリカだけに分布している
アビ目
アビ目ってこんな鳥
- アビ科だけが含まれるグループ
- 北極地方の水場に棲む
- 足には水かきがあって、魚を食べる
- 南に渡って越冬する
- 陸上での動きはぎこちない、水上に適応したグループ
ペンギン目
ペンギン目ってこんな鳥
- 南半球の沿岸部に生息する
- 寒冷な海に適応している
- 南アメリカやアフリカ、オーストラリアの南側の海岸に生息する種もいる
- 飛べない
ミズナギドリ目
ミズナギドリ目ってこんな鳥
- 長い翼を持つ
- 一生の大半を空中で過ごす
- 繁殖率は低い(1シーズンに1回だけ、1つの卵を産む)
コウノトリ目
コウノトリ目ってこんな鳥
- ほとんどが湿地に生息する
- 長い足で沼や草原を歩き回り、長いクチバシで獲物を捕まえる(主に魚や両生類を食べ、小型の哺乳類や昆虫も食べる)
- 繁殖期に集合し、コロニーで営巣する
ペリカン目
ペリカン目ってこんな鳥
- 長い翼と水かきのある足を備えた魚食性の鳥
- ほとんどの種が水中に飛び込んだりして水面からすくいあげたりして餌をとる
- 鼻孔が消失している
- 喉袋を持っている種がほとんど
カツオドリ目
カツオドリ目ってこんな鳥
- 元々はペリカン目に分類されていた
- グンカンドリ、カツオドリ、ウ、ヘビウの4科が属する
- 多くは海鳥
ノガンモドキ目
ノガンモドキ目ってこんな鳥
- 元々はツル目に分類されていた
- 南アメリカに暮らす鳥のグループ
- 地上性で、飛べない鳥が多い
- ノガンモドキ科のみが現生している
タカ目
タカ目ってこんな鳥
- 昼間に活動する肉食の鳥のグループ
- 視力がいい
- 生息地によっては捕食者の頂点に立つこともあるグループ
フクロウ目
フクロウ目ってこんな鳥
- 夜行性のハンター
- 目が大きく、前方を向いている
- 聴覚が鋭い
- 日中活動する種はほとんどいない
ネズミドリ目
ネズミドリ目ってこんな鳥
- アフリカ大陸に暮らすグループ
- 羽毛がネズミの毛のようにボサボサと立っている
- 樹上で群れで暮らしている
オオブッポウソウ目
オオブッポウソウ目ってこんな鳥
- マダガスカルに暮らす鳥
- オオブッポウソウのみが属しているグループ
- かつてはブッポウソウ目に分類されていた
- 今でも系統位置が不確実なグループ
キヌバネドリ目
キヌバネドリ目ってこんな鳥
- 熱帯林に暮らすグループ
- アメリカ、アフリカ、アジアの熱帯地方に生息している
- 足の第1指と第2指が後ろに向いて、第3指と第4指は前方に向いている
サイチョウ目
サイチョウ目ってこんな鳥
- 昔はブッポウソウ目に分類されていた
- ほとんどが熱帯に暮らすグループ
キツツキ目
キツツキ目ってどんな鳥
- ほとんどが樹上生活のグループ
- キツツキ類はほとんど世界中に分布している
- キツツキ類の他には、ミツオシエ類・オオガシラ類・ゴシキドリ類・オオハシ類・キリハシ類がいる
- キツツキ目の多くは、キツツキ類が占めている
ブッポウソウ目
ブッポウソウ目ってこんな鳥
- 待ち伏せ型の捕食者が多いグループ
- 土手に掘った穴や樹洞に営巣するものがほとんど
- 世界中に分布している
- 鮮やかな羽を持つ種が多い
- 3つのグループに分けられる(水辺のもの、森林性のもの、魚食性のもの)
ハヤブサ目
ハヤブサ目はこんな鳥
- 実はインコに近いグループ
- 以前はタカ目にまとめられていた
- 南極大陸を除く全世界に分布する
- 多くの種は開けた環境を好む
インコ目
インコ目はこんな鳥
- ほとんどは熱帯の森林に生息している
- カーブしたクチバシが特徴。(硬い種子やナッツを割る為、木をよじ登る時に枝をくわえる事もできる)
- 足が前と後ろで2本ずつ
- インコ目またはオウム目という
- 社会性で大軍で生活する事も多いグループ
スズメ目
スズメ目はこんな鳥
- 鳥類全体の60%近くの種が含まれる。鳥類で最も繁栄しているグループ。
- 陸上のほとんどの生息環境で見られる。
- 多様性が凄いグループ。(スズメはもちろん、カラスもヒヨドリもハクセキレイもスズメ目)
分類は年月を経て変わっていきます
今回ご紹介した鳥類の分類は、研究が進むにつれて変わっていく事もあります。
ボクが持っている2012年に出版された地球博物学図鑑では、鳥類の分類は29目でした。
それが2020年の現在は40目に分類されています。
初めは地球博物学図鑑だけを見て、イラストを描いていたのですが、ネットで最新の情報を漁るうちに、
と気づいて、描き終わったらまだ描いていないグループがいた!っていうのを2、3回繰り返しながら、この記事が完成しました…
これで少しは鳥類の事がお伝えできたら良いのですが…
鳥類には、どんな鳥がいるの?まとめ
鳥類の大きなグループ40目の紹介でした。
現在の鳥類は、40目のグループに分けられています。
その40目からさらに細かく分類されて、約10,000種の鳥類が存在しています。
そんな鳥類の中で最も繁栄しているグループが「スズメ目」です。
もっと掘り下げれば、いくらでも長くなってしまうのですが、ボクもただの鳥好きなだけなので、ここでは鳥類が40目のグループに分類されている点だけに絞りました。
鳥類には、どんな鳥がいるのか?
少しは鳥類に知ってもらえたでしょうか?
当ブログでは、他にもテーマ別に動物の事をまとめています。