オオソリハシシギ

「オオソリハシシギってどんな鳥?」

オオソリハシシギ(大反嘴鴫)は、名前の通り大きくて、くちばしが反っているシギ科の鳥さんです

オグロシギに似た羽色をしているため、見間違えやすいですが、くちばしの反り具合を意識しておけば大丈夫です。

オオソリハシシギってどんな鳥?

オオソリハシシギの幼鳥の画像

オオソリハシシギってどんな鳥?
分類動物界/脊索動物門/脊椎動物亜門/鳥綱/チドリ目/シギ科/オグロシギ属
英名Bar-tailed Godwit
学名Limosa lapponica
意味泥だらけの鳥
別名
生息地日本全国(旅鳥)
■見られる月:3〜6月、8〜11月
世界分布繁殖地 アラスカ
越冬地 ニュージーランド、オーストラリア
生態
  • 群れでいることが多い
  • ゴカイ類を好み、くちばしを穴に差し込んでとる
  • 食べ物は、ゴカイ類、甲殻類、貝類、昆虫類など

くちばしを地面に突っ込んで採食するオオソリハシシギの画像

オオソリハシシギの特徴
特徴
  • 頭、橙(夏羽)白っぽい(冬羽)
  • 胸、橙(夏羽)白っぽい(冬羽)
  • くちばし、先が黒く、根元はピンクっぽい
鳴き声♪「ケッ」「キッ」「ケッペ」などと少しこもった小さな声で鳴く

♪繁殖期には「キュイイイ」とディスプレイの声の一部を出すことがある

♪繁殖地では「キュワキュワキュワ…」と早いテンポで鳴き続ける

外部サイト:鳴き声視聴サイト/さえずりナビ-オオソリハシシギ

サイズ全長39cm
オスとメス
  • オスとメスで見た目が異なる(夏羽)
  • オスの夏羽は、額から頭頂と後頸は黒褐色で、赤褐色の羽縁がある。顔から体下面は赤褐色
  • メスの夏羽は、オスほど赤褐色味はなく、胸から腹は白くて淡赤褐色の横斑模様がある。
  • メスの方が体が大きく、くちばしも長い
子育て
  • 6〜7月に、地上のくぼみに枯草などを敷いて営巣する
  • 卵は通常4卵で、抱卵期間は19〜21日
  • 普通はメスが抱卵する

オオソリハシシギの渡り

浜辺を歩くオオソリハシシギの画像

オオソリハシシギの渡りは、繁殖地のアラスカから越冬地のニュージーランドやオーストラリアまで。

その距離、なんと1万キロ以上!

時に1週間も、休まず飛び続けることもあるオオソリハシシギ

 

の渡りの時には、その年生まれた子どもたちも、もちろん渡りに参加します。

しかも驚くことに、子どもたちは親鳥と別れ、若鳥だけの群れで越冬地を目指すと言われています。

 

まだ越冬地へ行ったこともない若鳥たちが、どうやって目的地まで辿り着けるのか?

その不思議な生態は未だわかっていません。

参考記事:1万キロをひとっ飛び!驚くべき地球の旅人オオソリハシシギ

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オオソリハシシギに似た鳥

オグロシギ

全長38cm。
くちばしが反っておらず、尾羽が黒い

シベリアオオハシシギ

全長33cm
オオソリハシシギと比べると少し小さくて、くちばしはまっすぐで太く全体が黒くて、足は長い

外部サイト:Wikipedia-シベリアオオハシシギ

オオソリハシシギの鳥見メモ

おさんぽ鳥見編集部
図鑑などでは、
オグロシギは秋に多く
オオソリハシシギは春に多いとされています。今回の記事作成にあたって、シギ•チドリ類を秋に観察しましたが…
オグロシギとオオソリハシシギのどちらにも会えたので、
数の増減はあれど、まったく出会えないわけではないようです!

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