コジュケイ

「コジュケイってどんな鳥?」

コジュケイ(小綬鶏)は、身近な鳥で、鳴き声がとても大きく目立ちます。

ですが、姿はなかなか見せてくれず…
見せてくれたと思っても、すぐに林の中に逃げていってしまう観察難易度が高めの鳥です。

コジュケイってどんな鳥?

やぶから出てきたコジュケイの画像

コジュケイってどんな鳥?
分類動物界/脊索動物門/脊椎動物亜門/鳥綱/キジ目/キジ科/コジュケイ属
英名Chinese Bamboo Partridge
学名Bambusicola thoracica
意味胸当てをつけた竹林にすむ鳥
別名
生息地本州〜九州
■見られる月:1年中(特に1月〜9月の観察例が多い)
世界分布中国南部、台湾
生態
  • 森林から草原の地上で採食し、渡りを行わない
  • 好んで群棲し、追われると樹枝にもとまる
  • 植物の種子や芽、実、昆虫類やクモ類などを食べる
コジュケイの特徴
特徴
  • ずんぐりとした体型
  • 尾羽は長く広め
  • 羽色は、茶色•灰色•オレンジ・黄色・黒い斑紋が目立つ
鳴き声♪「ピッピッピッ、ピーチョホイ、ピーチョホイ…」と大声で鳴く

ピーチョホイの部分は、「ちょっと来い、ちょっと来い」に聞きなしされる

♪他に「ピョー」と叫び声のような声や「コッコッコッコッ」などと鳴く

コジュケイのさえずり

コジュケイの地鳴き

サイズ全長27cm
オスとメス
  • オスメス同色で、見た目では判別できない
  • 抱卵はメスのみ
  • 育雛はオスとメスで行う
子育て
  • 低木やササの下草でおおわれた場所にくぼみを掘り、草を敷いた巣を作る
  • 卵は7〜8個産み、メスのみが抱卵し、17〜19日ほどで孵化する
  • ヒナは孵化した後すぐに歩け、巣立ちを迎える

コジュケイの亜種

  1. コジュケイ B.t. thoracicus
    中国南部、日本
  2. タイワンコジュケイB. t. sonorivox
    別名テッケイ:兵庫県六甲山
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コジュケイに似た鳥

ウズラ

コジュケイより小さく、尾も短い。色も薄く茶色が目立つ

外部サイト:wiki-ウズラ

キジ

キジのメスに似ているが、大きさや頭部や胸の青灰色部がなく、見分けやすい。

コジュケイが日本で繁殖するようになったわけ

コジュケイは、元々は中国原産の鳥でしたが、日本で繁殖するようになったのには以下の経緯があります。

  1. 1919年、東京青山高樹町にすんでいた岩崎卓弥さんが、庭園に放鳥したものが自然に繁殖したのが始まり
  2. その後、農林省や猟友会が、各地に積極的に放鳥して増殖を計り、現在に至る
  3. 自衛隊しかいない火山列島の硫黄島でも野生化している

コジュケイの鳥見メモ

おさんぽ鳥見編集部

鳴き声はよく聞こえてきて、そこにいるんだなで終わってしまうコジュケイ

 

だって、なかなか出てきてくれないんです。

 

それでも根気よく鳥見を続けていて、なんかこんな傾向があるかもってのをお伝えします。

 

1、木が茂って暗い地面で採食してた
2、夕方はやぶからやぶへ移動するのか、よく見かけるように
3、繁殖期は動きが活発なのかも

 

と、やぶがなんだかゴソゴソしていると思ったら、コジュケイが歩道に出てきたなんてこともありました。

 

とは言っても、なかなか会えない鳥なのは間違い無いです。
この体験がヒントになれば幸いです。

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