キンクロハジロ

「キンクロハジロの生態は?どんな鳥なの?」

キンクロハジロ(カモ目カモ科)は、冬鳥として日本にやってくる渡り鳥です。
黒い顔に白いお腹、黄色い目が特徴で、オスの後頭部には垂れた冠羽が見られます。

キンクロハジロの生態まとめ表

キンクロハジロのオスの画像

キンクロハジロの特徴や基本情報
分類動物界/脊索動物門/脊椎動物亜門/鳥綱/カモ目/カモ科/ハジロ属
特徴オスの特徴

  • オスの頭部は紫色の光沢のある黒で、後頭部には垂れ下がった冠羽がある
  • 胸、背、腰、上下尾筒、尾は黒く、脇と腹は白い。また翼は黒く、翼帯は白い
  • くちばしは青灰色で先端が黒く、その内側に白い帯があり、目は黄色

メスの特徴

  • メスは全体が黒褐色で、後頭部に短い冠羽がある
  • くちばしの基部にわずかに白味のある個体や下尾筒の白い個体もいる
  • 目は黄色

オスのエクリプス

  • オスのエクリプスは色が鈍くなるが、メスより黒色味が強く、脇は淡色
会える季節冬鳥として日本に飛来するが、北海道では一部で繁殖が確認されている

10月上旬以降に日本にやってきて、5月初旬あたりまで見られる

会える場所湖沼、河川、湾
会える地域日本全国

キンクロハジロの繁殖地
北海道、シベリア、ヨーロッパ北部などのユーラシア大陸北部

キンクロハジロの越冬地
冬季になると、日本、アフリカ大陸北部、ヨーロッパ、中近東、インド、中華人民共和国東部などへ南下し越冬する

名前
  • 漢字:金黒羽白
  • 英語名:Tufted duck
  • 学名:Aythya fuligula
名前の由来
  • 日本語名「キンクロハジロ」は「金(キン)は目の色」から。「黒(クロ)は黒い羽」から。「羽白(ハジロ)は翼を開いた時に見える、白い帯から」
  • 英語名「Tufted」は「ふさのある」を、「duck」は「カモ」を意味する
  • 学名の「Aythya」は「海鳥」を、「fuligula」は「小さなスス」を意味する
サイズ/体重40〜47cm/300〜1000g
食べ物食生は雑食で「水生植物•昆虫•甲殻類•軟体動物•魚類やその卵•カエルなど」を食べる。キンクロハジロは潜水ガモ類に分類されていて、水中に潜って食べ物を探します

キンクロハジロのオスとメスの画像

キンクロハジロの生態や子育てについて
鳴き声「キョロロン、ピョロロン」と独特の声でさえずり、「グェ、グェ」と少し澄んだ感じでも鳴く
寿命標識調査では9年11ヶ月の生存が確認されている
オスとメス
  • オスは黒色と白色の羽色が目立ち、後頭部の垂れ下がった冠羽が特徴的
  • メスは全体的に黒〜茶色っぽい羽色で、冠羽が短く、個体によって微妙に色が違う事もある
  • オスとメスでは、オスの方がわずかに大きい
歩き方足を交互に出して歩くが、地上にいる事はまれ。

キンクロガモを含む潜水ガモ類は、足がお尻に近い位置にあり、歩くのは苦手。
また飛び立つ時は、水面を滑走して飛び立つ

似た鳥スズガモ(外部サイト)」は冠羽がなく、頭の黒色に緑味がある「クビワキンクロ(外部サイト)」「アカハジロ(外部サイト)」はまれに日本にやってくる程度
性格餌付けされている場所では、人を見ると寄ってくる(餌付けは原則禁止されています)
行動オスはメスに求愛のディスプレー行動をする

オスの求愛ディスプレー
頭部を上に後ろに振り上げるような動きをする

子育て
  • 5〜7月頃に、水辺の浅瀬や草原に枯れ草などで直径20〜25cmほどの巣を作り、6〜12個の卵を産む(巣はメスのみが作る)
  • 卵は約23〜28日で孵化し、メスのみが温める
  • 産卵が始まると、つがい関係は解消される
  • 孵化した雛は早成性で、すぐに巣立ちを迎える
  • 巣立った雛は、45〜50日ほどで飛べるようになる

キンクロハジロの補足情報

いつまで日本にいるの?

数羽のキンクロハジロ

地域差はありますが、5月11日の観察でも、キンクロハジロを確認できました。

また、キンクロハジロは大群で見られる場所もあれば、数羽の小さな群れで見られる事も多いです。

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参考文献

フィールドガイド日本の野鳥/高野伸二 著野鳥観察ハンディ図鑑 水辺の鳥/安西英明 解説/谷口高司 絵名前の由来と語源 野鳥の名前/安部直哉 著カモ類の飛来・渡去時期とハクチョウ類の国内移動

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