ヒバリ

「ヒバリの生態は?どんな鳥なの?」

ヒバリ(スズメ目ヒバリ科)は、冬(2月頃〜)の暖かい時期から鳴き始め、春の訪れを告げる鳥として親しまれています。
空高く飛びながら「ピーチュルピーチュル」と鳴く様子は、よく目立ちます。

食べ物を探す時は、芝生などの草地を歩いて探します。
また水浴びをせず、砂浴びをする習性があります。

ヒバリの鳴き声

ヒバリのさえずり

ヒバリの鳴き声

ヒバリの生態まとめ表

草地でさえずるヒバリの画像

ヒバリの特徴や基本情報
分類動物界/脊索動物門/脊椎動物亜門/鳥綱/スズメ目/ヒバリ科/ヒバリ属
特徴後頭部に短い冠羽があり、時に立てる。体は淡い黄色みのある褐色で、ところどころに黒い縦斑があり、頬に三角形状の褐色の羽が生える
会える季節1年中
会える場所草原、畑、河原
会える地域九州以北
名前
  • 漢字:雲雀
  • 英語名:Eurasian skylark
  • 学名:Alauda arvensis
名前の由来
  • 日本語名「ヒバリ」は、晴れた日(日晴り)にさえずるところから
  • 英語名「skylark」は、空で遊んでいるように見える事から。「lark」は、北英語の方言用語である湖/ライク(「遊ぶ」)の影響を受けた(古ノルド語のレイカ(「遊ぶのではなく)」から)
  • 学名「Alauda」は、ヒバリを「arvensis」は、畑のを意味する
サイズ/重さ17cm/29〜37g
食べ物種子、昆虫などを地面を歩きながら探す

空高くさえずるヒバリのオスの画像

ヒバリの生態や子育てについて
鳴き声「ピーチュルピーチュル」
「ビュル、ビュル」
寿命飼育下では平均で16年ほどで、最長で30年の記録がある
オスとメス同じ見た目だが、オスは冠羽をよく立てる
歩き方足を交互に出して歩く
似た鳥タヒバリ(外部サイト)」
性格人に対する警戒心は低めで、商業施設に囲まれた芝生などでも採食行動を行う
行動繁殖期には飛びながら複雑な声で長時間さえずるが、石や枯れ草に止まってさえずったり、地上でもさえずりを行う
子育て
  • 4月頃にメスのみが、雑草の根本などに穴を掘り、枯れ草などで巣を作り、2〜5個の卵を産む(4卵が最も多い)
  • 卵は約10日で孵化し、メスのみが温める
  • 孵化した雛は9日ほどで巣立つ
  • 巣立った雛は、約2〜3週間ほど家族で行動する

ヒバリの巣立ち雛

食べ物を探しに行くヒバリの親鳥と、親鳥を待つ雛の画像

「ヒバリの巣立ち雛は、どんな生活をするの?」

巣立ちを迎えたヒバリの雛は、地面に伏せて隠れて親鳥を待ちます。
その後、親鳥が食べ物を利用して、雛に移動を促し、草地へと誘導します。

そうしてヒバリの雛は、14〜33日ほど親鳥と共に過ごします。

 

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編集部による観察記録「探鳥記」

 

参考文献

ヒバリの生活史に関する研究フィールドガイド日本の野鳥/高野伸二 著野鳥観察ハンディ図鑑 山野の鳥/安西英明 解説/谷口高司 絵」「名前の由来と語源 野鳥の名前/安部直哉 著

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