ケリってどんな鳥?田んぼで見かける賑やかな鳥!

ケリはチドリ目チドリ科に分類される、全長34cmほどの鳥類です。
長い足で田んぼを動き回り、ミミズや昆虫などを食べています。

 

ケリは、春頃になると「ケリケリケリケリ」とよく鳴いて賑やかにしていますが、どうしてこんなに賑やかなのか?それにはケリならではの警戒心の強さがあるようです。

 

今回は「ケリってどんな鳥」をテーマに、ケリについて紹介したいと思います。

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ケリが賑やかになるのはいつ?

ケリケリよく鳴いているケリの写真

ケリが賑やかになるのは、特に繁殖期です。
少しでも人間や、トビ、カラスなどが近づくとたちまち「ケリケリケリケリ」と騒ぎ始めます。

 

ケリの繁殖期は3月から7月なので、その時期のケリは警戒心が強くなっているんですね。

ケリの鳴き声は夜にも聞こえる事があって、いつ何時も警戒しているのがわかりますね。

 

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ケリのひなはいつ生まれる?

生まれてすぐに歩けるケリのひなの写真

ケリの繁殖期は3月から7月と紹介しましたが、ケリのひなはいつ生まれるのでしょうか?

ケリの抱卵は早いと3月初旬から始まり、4月の上旬にはひなが孵化するとありました。

実際にケリを観察した結果、

4月14日にケリのひなを確認できたので、子育てが早い組は4月にはもうひなを連れているんですね!

 

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ケリのひなの特徴

足がしっかりしているケリのひなの写真

ケリのひなは晩成性と言って、生まれてすぐに自分で歩く事ができます。
ケリのひなは、自由に田んぼの中を動き回り、近くでは親鳥が見守っています。

ひなの近くで様子を伺うケリの親鳥の写真

危険を感じると、親鳥は激しく鳴き、ひなに注意を促します。
そして親鳥は姿勢を低くして、ひながやってくるのを待っているようです。

親鳥のお腹の中に隠れるケリのひなの写真

しばらくすると、ひなが親鳥に近づいてきて、親鳥の羽の中に避難していました。

大人と同じサイズにまで成長したケリのひなの写真

そうして親鳥の見守りのもと、1ヶ月ほどで親鳥と同じ大きさになり、飛べるようなります。

ケリの警戒心の高さ

田んぼの畦で警戒するケリの写真

繁殖期のケリ、特にひなが孵化してからのケリは非常に警戒心が強く、人間が田んぼに近づいただけで「ケリケリケリケリ」と騒ぎ始めます。

静かな田園風景の中、その鳴き声はどこまでも響きます。

自由に田んぼを動き回るケリのひなの写真

ひなを見守る1羽と、行動範囲を見守る1羽の分業をしていて、危険が迫ると親鳥同士がお互いに鳴き交わし危険を伝え合っているようです。

 

ケリのひなは「親の心、子知らず」なのか、かなり自由に田んぼを歩き回っていて、親鳥は大変そうです。

 

鳴き声だけでは済まない場合も

トビやカラスなんかには、突撃攻撃もくわえるようです。

田んぼで繁殖するケリ

田んぼで活動するケリの写真

ケリは田んぼで繁殖するので、卵も田んぼで産むし、ひなも田んぼで生活します。

田んぼでの子育ても大変

ですが、田起こしや田植えの時期になると、卵が破壊されることが多く、ケリの子育ては大変です。

その度に、何度も巣を作り卵を産んでを繰り返し、子育てを繰り返します。

 

ケリが田んぼで子育てする理由

ケリはもともと川が氾濫した後にできる荒れ地や湿地で子育てをしていました。
草が少なく、見晴らしがいい場所は、敵から卵やひなを守るのに適しているからです。
ですが、環境の変化により、川は氾濫しないし、湿地は数を減らしています。
そこで、ケリは田んぼという似たような環境で子育てをするようになりました。

田んぼに適応するケリ

田起こしが始まる前の田んぼで佇むケリの写真

田んぼでの子育ては楽ではありません。
田起こしや田植えなど、僕たちにとって必要な仕事でケリは巣や卵を失ってしまいます。

 

ただケリの方も田んぼに適応しようとしているみたいです。

というのも、ケリは繁殖に成功すれば毎年同じ場所で繁殖をする習性があるんです。

その経験から、田起こしが遅い田んぼで子育てをして、農作業が始まる前にひなを孵そうとしているんです。

世界のケリも警戒心MAX

オーストラリアやニュージーランドに生息するズグロトサカゲリというケリの仲間も、とても警戒心が強い鳥として知られています。

芝生や駐車場、公園などに巣を作ることがあり、こちらのズグロトサカゲリは人間でもお構いなしに突撃攻撃を繰り返しています。

ケリってどんな鳥まとめ

ある程度ひなが大きくなって一安心なケリの写真

ケリは田んぼで活動する鳥なので、身近で観察できる鳥です。

 

3月から7月にかけては、ちょっと騒がしくて、それをうるさいと感じる人もいるかもしれませんが…不思議と不快感はないと思うんですが、どうでしょうか?

 

田んぼという僕たち日本人に不可欠な環境で子育てする鳥だからこそ、大切に鳥づきあいしていきたいですね。

 

「ケリケリケリケリ」と鳴き声が聞こえたら、少し立ち止まってみてください。
田んぼに紛れてかくれんぼが得意ですが、そこにはケリがいるはずです。

 

あなたにケリとの素敵な出会いがありますように。
ご覧いただき、ありがとうございました。

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