「ケリの生態は?どんな鳥なの?」
ケリ(チドリ目チドリ科)は、田んぼでよく見かけるハト大の鳥で、黄色く長い足がよく目立ちます。
子育ても田んぼで行うので、繁殖期になると「ケリケリ」と親鳥の鳴き声が、田んぼに響き渡ります。
時には繁殖地に侵入したカラスや人を、鳴きながら攻撃する神経質な一面も見られます。
ケリは飛ぶ際に、翼の上面に見られる白、黒、褐色の斑が特徴的です。
ケリの生態まとめ表
ケリの特徴や基本情報 | |
特徴 | くちばしが黄色く、先が黒い。目は赤く、周りに黄色いアイリングがある。足は黄色で、よく歩いて食べ物を探す |
会える季節 | 1年中 |
会える場所 | 水田、畑、河原、草地、干潟 |
会える地域 | 本州 |
名前 |
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名前の由来 | 「ケリケリ」という鳴き声から |
サイズ/重さ | 35cm/260〜280g |
食べ物 | 昆虫、ミミズ、カエルなど |
ケリの生態や子育てについて | |
鳴き声 | 「ケリケリ」 ケリのペアの鳴きかわし |
寿命 | 標識調査では14年生きている個体が確認されている |
オスとメス | 同じ見た目 |
歩き方 | 足を交互に出して歩く |
似た鳥 | 「タゲリ(外部サイト)」 |
性格 | 警戒心が強く、カラスやトビ、人などが近づくと、けたたましく鳴く |
行動 | 繁殖期にはよく鳴き、夜中でもよく鳴く。繁殖に失敗しても、最大2回までは再営巣を行う 繁殖行動補足
警戒行動
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子育て |
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ケリの巣立ち雛
「ケリの巣立ち雛は、どんな生活をするの?」
ケリの雛は孵化してしばらくすると歩けるようになり、巣立ちを迎えます(早成性)
その後は、親鳥のなわばり内を過ごし、飛べるようになると、なわばりから離れます。
ケリの雛が小さいうちは、親鳥の警戒心も高く、雛のいる田んぼなどに少し近づいただけでも、大声をあげます。
ですが、雛が大きくなれば、段々と警戒心も低くなっていきます。