カルガモ

「カルガモの生態は?どんな鳥なの?」

カルガモ(カモ目カモ科)は、1年中日本で生息しているカモで、さまざまな水辺で見られます。
他の多くのカモは冬鳥なので、夏季に見られるカモはほとんどがカルガモです。

また、オスとメスで姿が同じなのも、他のカモと違う特徴です。
「グェッグェッ」と鳴き、日本で子育てをする身近なカモです。

 

カルガモの生態まとめ表

カルガモの全身画像

カルガモの特徴や基本情報
分類動物界/脊索動物門/脊椎動物亜門/鳥綱/カモ目/カモ科/マガモ属
特徴くちばしが黒く先が黄色い。足はオレンジ色で、目元に黒い線が2本ある。羽を広げると、青色の翼鏡が目立つ
会える季節1年中(北に暮らす個体は冬季に団地へ移動するものもいる)
会える場所さまざまな水辺
会える地域日本全国
名前
  • 漢字:軽鴨
  • 英語名:spot-billed duck
  • 学名:Anas zonorhyncha
名前の由来軽いからという説や、軽池(現在の奈良県橿原市の剣池)に1年中いたからという説がある
サイズ/重さ61cm/1,020〜1,125g
食べ物植物の葉や種子、昆虫や小魚など

カルガモのカップルの画像

カルガモの生態や子育てについて
鳴き声「グェッグェッ」
寿命飼育下では約20年、野生下では5〜10年と言われている
オスとメス同じ見た目だが、オスの方が大きく、黒味が強い
歩き方足を交互に出して歩き、お尻をフリフリしているように見える
似た鳥マガモ(外部ページ)」「オカヨシガモ

性格人に対する警戒心は低めで、人の側で子育てもし、雛の巣立ちを身近で見かける事もある
行動交尾から営巣地探しまでは、つがいで行動し、メスが抱卵?育雛を行っている間は、オスは大抵オスだけの群れで過ごすようになる
子育て
  • 4〜7月頃に、メスが草むらや藪に30cmほどの皿状の巣を作り、10〜14個の卵を産む
  • 卵は約27日で孵化し、メスのみが温める
  • 孵化した雛は、羽毛が乾くとすぐに巣立ち、メスの後について行動する
  • 雛は孵化した直後から自分で食べ物をとって食べる(早成性)ので、メスは食べ物が豊富な川などに雛を連れて行く

 

カルガモの雛

カルガモの雛の画像

「カルガモの雛は、どんな生活をするの?」

カルガモの雛は生まれてすぐに歩けるようになり、巣立ちを迎えます。
その後、メスの後について、食べ物が豊富な川などに移動をし、そこで生活するようになります。(引越し先が悪条件なら、2回目の引っ越しを行う場合もあります。)

8月頃になると、雛は親鳥とほぼ同じ大きさになり、まとまった群れで過ごすようになります。

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参考文献

フィールドガイド日本の野鳥/高野伸二 著野鳥観察ハンディ図鑑 水辺の鳥/安西英明 解説/谷口高司 絵バードリサーチニュース2006年10月号

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