カイツブリ

「カイツブリの生態は?どんな鳥なの?」

カイツブリ(カイツブリ目カイツブリ科)は、カルガモと一緒の池にいる事もあり、カモの赤ちゃんと間違われる事もありますが、まったく別種の鳥です。
水の中に潜りながら、よく泳ぎ、魚などを捕らえます。

「キリリ…」とけたたましく鳴き、全国の池や湖沼などで繁殖します。

カイツブリの鳴き声

カイツブリの鳴き声「キリリ…」

カイツブリの生態まとめ表

泳ぐ夏羽のカイツブリの画像

カイツブリの特徴や基本情報
特徴夏と冬では羽の色の鮮やかさが異なり、くちばしの根元に黄白色の部分がある。体が平らになっていて、巣立ったばかりの雛を背中に乗せて子育てを行う
会える季節1年中
会える場所湖沼、池、流れの緩い川
会える地域日本全国(北海道や本州北部では夏鳥)
名前
  • 漢字:鳰
  • 英語名:Little grebe
  • 学名:Tachybaptus ruficollis
名前の由来水を「掻いて潜る」が転じてたという説や「カイ」はたちまちの意味で「ツブリ」は潜る時の水の音からという説がある
サイズ/重さ26cm/190g
食べ物小魚、ザリガニ、エビ類、水生昆虫など

カイツブリの親子の写真

カイツブリの生態や子育てについて
鳴き声「キリリ…」とよく鳴き、「ピッ」とも鳴く
寿命20年と言われている
オスとメス同じ見た目で、外見からオスメスを見分けるのは難しい
歩き方足を交互に出して歩くが、足が体の後ろの方についていて、歩くのには適していない為、水上から出る事は少ない
似た鳥「コガモ」「カルガモの幼鳥

性格人が近づいたり危険を感じると、すぐに水の中に潜ってしまう
行動普通、鳥の交尾は、オスがメスの上に乗り行われるが、カイツブリはメスが上にオスが下になり交尾をする事がある
子育て
  • 4〜7月頃に、植物や杭を支えにして、水上に浮いたような巣を作り、4〜6個の卵を産む
  • 卵は20〜25日で孵化し、オスとメスが温める
  • 孵化した雛は早成性で生まれてすぐに泳げ、1週間ほどで巣立ちを迎える
  • 巣立った雛は小さいうちは、親鳥の背中で過ごし、背中に乗らなくなるほど大きくなれば、親の後を追うように行動する

カイツブリの雛

カイツブリの雛の画像

カイツブリの雛は、小さい頃には赤いくちばしと黒い顔の縞模様が特徴的です。
この特徴は成長と共に薄れ、くちばしは色褪せ、顔も薄茶色になり、縞模様だけが残る姿になります。

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参考文献

フィールドガイド日本の野鳥/高野伸二 著野鳥観察ハンディ図鑑 水辺の鳥/安西英明 解説/谷口高司 絵

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