「イソヒヨドリの生態は?どんな鳥なの?」
イソヒヨドリ(スズメ目ヒタキ科)は、元々は海岸の岩場で暮らしている鳥でした。
ですが、2021年現在では住宅地でも普通に見られ、子育てもするくらい身近な鳥になっています。
イソヒヨドリは、地面を突いて食べ物を探し、繁殖期には見晴らしの良い場所で、オスがさえずる姿を観察できます
イソヒヨドリのオスは青い顔にオレンジ色のお腹という目立つ姿をしていますが、メスは全体的に灰色な地味な見た目をしています。イソヒヨドリは単独行動を好み、繁殖期でもオスとメスが一緒にいる事はあまりありません。
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イソヒヨドリの鳴き声
イソヒヨドリのオスのさえずり |
イソヒヨドリのメスのさえずり |
イソヒヨドリの警戒の鳴き声 |
イソヒヨドリの雛の鳴き声 |
イソヒヨドリの生態まとめ表
イソヒヨドリの特徴や基本情報 | |
特徴 | オスとメスの違いがわかりやすく観察がしやすい。オスもメスもさえずり、夜でも鳴く事がある |
会える季節 | 1年中 |
会える場所 | 海岸、市街地 |
会える地域 | 日本全国(北日本では冬に暖地へ移動) |
名前 |
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名前の由来 | 磯に住んでいて、ヒヨドリに似ている事から |
サイズ/重さ | 25cm/54g |
食べ物 | イソヒヨドリは、海岸暮らしと市街地暮らしで、食性が違う事が確認されている
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イソヒヨドリの生態や子育てについて | |
鳴き声 | 「ホイピリーチョチョ」 「ヒィーチョイピー」 「ヒン、ヒン」 「グェ、グェ、グェ」 鳴き声動画:イソヒヨドリのさえずり(秋) |
寿命 | 4〜5年と言われている |
オスとメス | オスとメスは見た目の違いがハッキリしているが、メスと雛、若鳥は似たような見た目なので、注意が必要 |
歩き方 | ピョンピョンと跳ねるように歩く |
似た鳥 | 「ヒヨドリ」「ツグミ」「シロハラ」「アカハラ」 |
性格 | 人が近くにいても、あまり気にしないので、比較的近くで観察しやすい鳥 |
行動 | 繁殖期になると、イソヒヨドリも人に対して警戒行動をとるようになる
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子育て |
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イソヒヨドリの巣立ち雛
「イソヒヨドリの雛は巣立ったら、どんな生活をするの?」
イソヒヨドリの巣立ち雛は、5月中旬頃から見られるようになります。
巣立ち後17〜25日間は、親鳥のなわばりの中で、親鳥から食べ物をもらいながら生活をします。
日が経つごとに、雛の行動範囲が広がり、雛の単独行動が目立つようになります。
6月下旬頃には、羽が抜け替わり始め、秋には成鳥とよく似た姿へと変わります。