「イカルチドリの生態は?どんな鳥なの?」
イカルチドリ(チドリ目チドリ科)は、本州〜九州で繁殖する留鳥で、1年中見られます。
川の中〜上流の中洲や河原にすんでいます。
イカルチドリの生態まとめ表
イカルチドリの特徴や基本情報 | |
分類 | 動物界/脊索動物門/脊椎動物亜門/鳥綱/チドリ目/チドリ科/チドリ属 |
特徴 | 黒色が淡く見え、目の縁も細く薄い黄色で、翼には飛ぶと淡色の帯が見える コチドリとの違い |
会える季節 | 1年中見られる留鳥だが、北海道では夏鳥、沖縄では冬鳥 |
会える場所 | 川の中〜上流の中洲や河原で見られ、河口や川の下流、海岸にはほとんどいない |
会える地域 | 日本全国で見られるが、繁殖は北海道、本州、四国、九州で行う 世界分布 |
名前 |
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名前の由来 |
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サイズ/体重 | 19〜21cm/60〜72g |
食べ物 | 水生昆虫などを食べ、水際付近で獲物を探し、くちばしを突き刺す |
イカルチドリの生態や子育てについて | |
鳴き声 | 「ピオ、ピオ」と鳴き、繁殖期には「ピッピッピッピッ」と鳴きながら飛び回る |
寿命 | 情報がなく、不明 |
オスとメス | 同じ見た目だが、抱卵期はメスの方が体重が重くなる。繁殖期になると、オスはメスよりも黒色が強くなる |
歩き方 | 足を交互に出して歩き、体を斜めにして、獲物を捉える |
似た鳥 | |
性格 | 非繁殖期には数羽〜30羽程度の群れになり、イソシギと一緒にいる事もある |
行動 | 求愛行動 2月下旬頃から見られ、オスが掘った穴に入り、メスを呼ぶ。穴はいくつもあり、メスはそのうちの1つに卵を産む擬傷行動 孵化時には外敵が近づくと、鳴きながら外敵の近くに来て、羽をバタつかせる擬傷行動を行うなわばり防衛 砂や石が剥き出しの地面になわばりを持ち、繁殖期初期には、胸を反らした格好で威嚇しあいながら並行して走り、時には激しく跳び上がりつつき攻撃するような争いもある。なわばり防衛はオス同士だけではなく、メスも参加する |
子育て |
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イカルチドリの補足情報
イカルチドリとコチドリ
コチドリは春〜夏にかけて見られる鳥で、イカルチドリとよく似ています。
コチドリは16cmでイカルチドリは21cmと、イカルチドリの方が大きいです。
1番の違いは目の縁のアイリングの太さと色の濃さで、目の縁がはっきりと黄色に見えるのがコチドリの特徴です。
他の違い
- コチドリは顔の黒色が濃く、イカルチドリは淡い
- コチドリの足は黄色で、イカルチドリの足は淡い黄色
- イカルチドリの方がくちばしが長く見える
- イカルチドリは飛ぶと、翼に淡色の帯が見える
などの違いが見られます。